すぐに治らない「ものもらい」?
ものもらいはできるだけ早く治したいものです。では、ものもらいはどのようにすればすぐに治るのでしょうか。また、すぐに治らない場合もあるのでしょうか。
ものもらいの治り方は麦粒腫と霰粒腫で異なります。また、患者さんの治療法や生活習慣などによっても異なります。
麦粒腫の場合
ものもらいが麦粒腫の場合は、まぶたが赤くなり、腫れて痛みが現れます。炎症が強い時は腫れも強く、まぶたが上がらなくなることもしばしばあります。
初期の発赤期には、ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬の内服と点眼療法を行います。通常、これらの抗菌薬と抗炎症薬の内服および点眼療法により、1週間くらいでほぼ完治します。
膿瘍(のうよう)ができて腫れや傷みがひどい時には、膿瘍部を切開することもあります。排膿すると短期間で腫れが消え、1〜2週間で元どおりになります。
しかし、不衛生な手やタオルなどで患部に触ったり、汚れたコンタクトレンズを着けていたりすると悪化し、ものもらいが長引いてしまう可能性があります。
霰粒腫の場合
ものもらいが霰粒腫の場合は、まぶたに小さなしこりができます。普通、痛みはありません。放置すると次第に大きくなっていきます。外から触れるとコリコリしたしこりができています。放置すると、まぶたの皮膚側や内側に破れて内容物が出ることがあります。
しかし、内容物が出ても麦粒腫と違ってこれで完治することはまずありません。また、時には細菌感染を併発することがあり、この場合は麦粒腫のように発赤と痛みを伴います。
まぶたにできたしこりに気づいても、通常は痛くないので、霰粒腫の場合は眼科受診が遅れがちになります。放置しておいて消失することもありますが、何年もそのまま消失しない場合もあります。傾向としては徐々に大きくなっていきます。自己判断せず、早めに眼科を受診しましょう。
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