ものもらいはうつる?
ものもらいは風邪などの病気のように、人にうつる(感染する)のでしょうか。
ものもらいは麦粒腫、霰粒腫ともに人にはうつりません。ものもらいの原因はウイルスではなく雑菌が原因ですので、人から人へうつることはありません。
ものもらいは、誰の肌にも普通に存在する菌が何らかのきっかけで炎症を起こしてしまうものなので、家族や親しい人がものもらいになったからといって、接触するのに神経質にならなくても大丈夫です。
人にうつる可能性が高いのは、はやり目と呼ばれる目の病気です。はやり目には流行性角結膜炎、咽頭結膜熱(プール熱)、急性出血性結膜炎の3つがあります。
流行性角結膜炎と咽頭結膜熱は、アデノウイルス(風邪の原因ウイルスの一種)の感染によって起こる結膜炎です。急性出血性結膜炎はエンテロウイルスの感染によって起こります。これらのウイルスは感染力が大変強く、結膜炎にかかった人の目を触った手で他の人の目を触れば高い確率で感染しますし、その他タオルなどを介しても感染します。ただし、空気感染はしません。
結膜だけでなくしばしば角膜(黒目)にも炎症が広がり、角膜上皮(角膜の一番表層の細胞層)が傷ついたり、充血や傷み、淡い濁りができたりすることがあります。特に小さいお子さんや赤ちゃんの場合には、急激に炎症が悪化しやすいので、注意が必要です。早い時期に眼科を受診しましょう。
家族の誰かにはやり目が出ると、他の人にも次から次へと移ってしまい、家族全員がはやり目になってしまうことがあります。また、学校ではクラスの一人から他のクラスメイトにはやり目が移って、何人もの人が学校を休んだりすることがあります。
はやり目になった場合、治るまで幼稚園や学校、会社は休むようにしてください。
家族にはやり目が出た場合は、患者以外の方も石鹸で手をよく洗い、蛇口の取っ手は熱湯消毒しましょう。また、患者の方専用に使い捨てのペーパータオルやティッシュペーパーを用意し、他の家族とは共用しないようにしてください。お風呂は急性期には避け、入る時は最後にしましょう。
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